仕事でちょっとした試作が必要となり、手軽で持ち運びができるRasberryPiを使用しました。
ただ、いろいろと作業している中でGUIが起動しなくなる等、原因不明で初期化が必要になるケースも多かったので、その方法をまとめます。
RasberryPiでできること、初期設定方法はRasberry Pi公式URLで詳しく乗っているので割愛します。
本記事で記載の対象となるRasberryPiは、OS(Rasbian)が既にインストールされていることを前提とします。
projects.raspberrypi.org
※本記事で記載の方法を試した場合の保証は出来かねますので、ご自身の判断で実施ください。
開発環境について
【ハードウェア】 RasberryPi microSDカード(OSインストール済み USBキーボード USBマウス 電源ケーブル 3.5インチLCD(液晶ディスプレイ)
目次
日本語入力の設定をする
iBusの言語入力メソッドとMozcという日本語入力エンジンを組み合わせて日本語入力ができるように設定します。
どちらもLinux環境では人気があるようです。
**LXTerminal以下コードを実行。
$sudo apt install ibus-mozc #root権限にて実行
【インストール後の画面】
右上にひらがな入力を示していることが分かります。
LCDの設定をする
基本は以下(メーカーサイト)を見てインストールをいただければ問題ありませんが、本記事でも記載します。
www.lcdwiki.com
1.ドライバーのインストール
$sudo rm -rf LCD-show #対象ディレクトリフォルダの削除 $git clone https://github.com/goodtft/LCD-show.git $chmod -R 755 LCD-show #アクセス特権の設定
3.タッチペンのキャリブレーション
$cd LCD-show $sudo dpkg -i B xinput-calibrator_0.7.5-1_armhf.deb
※タッチペンでの動きが左右・上下逆の場合は、設定ファイルを修正する。
$sudo nano /etc/X11/xorg.conf.d/99-calibration.conf
上記を実行すると、ファイルの修正画面に移行するため、以下修正して保存する。
修正項目: [Option "SwapAces" "1"]という行を削除
メーカー公式ページで画面の設定変更方法も紹介されているのですが、
修正後に"起動時まっくろな画面+入力中のカーソルのみが表示され起動しない"等、問題も生じたので、実行は気を付けた方が良いかもしれません。
困ったときに役に立ったページのURLは以下です。
ラズパイに LCD をつける苦闘 - Qiita
まとめ
今回はRasberryPiを使う際のセットアップ方法をまとめました。
LinuxOSで分からないことはまだ多いので、勉強必要ですね。